
【バンコク時事】タイで6日、保守派「タイの誇り党」党首のアヌティン首相(59)ら閣僚がワチラロンコン国王の前で宣誓式を行い、第2次政権が発足した。新政権には昨年、隣国カンボジアとの紛争を巡り誇り党とたもとを分かった第3党のタクシン元首相派「タイ貢献党」が加わり、体制が固まった。
主要閣僚の顔触れは大きくは変わらない。エクニティ副首相兼財務相、シーハサック外相、スパジー商務相はいずれも留任。全国の自治体に強い権限を持つ内相は、アヌティン氏が引き続き兼任する。
35人の閣僚のうち8人は貢献党所属。タクシン氏のおいのヨッチャナン氏が副首相兼高等教育・科学・研究・技術革新相に、党首のジュラパン氏が労相に就任した。アヌティン氏は今年2月、連立政権の樹立を発表する際に「国の前進に向け、協力すべきだ」と貢献党との関係改善を強調。貢献党側も「国民の最大の利益のためであれば、どの政党とも協力できる」と応じた。
アジア経済研究所地域研究センターの青木まき動向分析研究グループ長は「陣容から実務面では第一次政権の継続と言える」と分析した。
【時事通信社】
〔写真説明〕写真撮影に臨むタイのアヌティン首相=6日、バンコク
2026年04月06日 22時01分