
【シリコンバレー時事】米半導体大手エヌビディアが19日発表した2025年8~10月期決算は、売上高が前年同期比62%増の570億600万ドル(約8兆9500億円)、純利益が65%増の319億1000万ドルだった。いずれも四半期として過去最高を更新。テクノロジー企業による人工知能(AI)への投資が過熱する中、主力のAI半導体が引き続き好調だった。
25年11月~26年1月期の売上高の見通しは、65%増の650億ドル前後で、米メディアによると市場予測を上回った。エヌビディアの株価は同日の米株式市場の時間外取引で一時6%超上昇した。
フアン最高経営責任者(CEO)は声明で、「(同社の先端半導体の)ブラックウェルの販売は桁外れに伸びている。AIのエコシステム(生態系)は急速に拡大している」と述べた。
〔写真説明〕米半導体大手エヌビディアの本社=18日、カリフォルニア州サンタクララ(EPA時事)
2025年11月20日 13時00分