
ニデックは28日、グループ内での不適切会計疑惑を受け、東証に対し、特別注意銘柄指定の解除に向けた改善計画・状況報告書を提出したと発表した。報告書は、同社創業者で前代表取締役グローバルグループ代表の永守重信氏の意向を優先する企業風土などが内部統制の脆弱(ぜいじゃく)性につながり、疑惑の原因になったと指摘した。
岸田光哉社長は東京都内で記者会見し、「大変多大なるご迷惑をおかけし、心から深くおわび申し上げる」と謝罪した。その上で「(ニデックの)『必ず正しくやる』という価値観を実効性のある仕組みとして再構築し、信頼回復に努める」と述べ、経営改革に取り組む考えを示した。報告書作成に当たり、永守氏からの聞き取りは行っていないものの、今後処分が必要となった場合は「例外ではない」と説明した。同氏は昨年12月に代表権のない非常勤の名誉会長に退いている。
〔写真説明〕改善計画書について、記者会見で説明するニデックの岸田光哉社長=28日午後、東京都千代田区
2026年01月28日 21時51分