
NHKの井上樹彦会長は28日、就任後初めて記者会見し、受信料収入の減少などの経営課題に対して「攻めの姿勢で変革に取り組む」と抱負を述べた。NHKの役割については、「質の高いコンテンツを安定的に生み出すことが公共メディアとしての存在価値に直結する」と強調。コスト削減などと合わせて収益構造を改善しながら、放送コンテンツの強化を急ぐ考えを示した。
受信料の未払いに関しては、「コンテンツを強化して番組を見てもらい、納得して支払っていただきたい」と話した。NHKは昨秋から未払いの契約者に対する督促を強化しており、昨年末までの3カ月間に全国で398件の申し立てを行ったことも明らかにした。
井上氏は1980年にNHKに入局し、政治部長や副会長などを歴任。25日付で会長に就任した。
〔写真説明〕記者会見するNHKの井上樹彦会長=28日午後、東京都渋谷区
2026年01月28日 18時07分