米と「現実的な利益追求」=石油産業再建で協力―駐日ベネズエラ大使



ベネズエラのセイコウ・イシカワ駐日大使が4日、東京都内の日本記者クラブで会見した。イシカワ氏は「現職の大統領が誘拐されるのは、あってはならないこと」と述べ、マドゥロ大統領を拘束した1月3日の米国の軍事行動を非難した。一方、石油産業再建に向けた同国との協働には前向きな姿勢を示し、主権の尊重を前提にした対話を進めて「現実的な利益の共有を追求していく」と語った。

イシカワ氏は、米国との対話チャンネルは「確実に強くなっている」と主張。両国が結んだ最大5000万バレルの原油供給契約に基づき、第1段階として米国から売却収入3億ドル(約470億円)を受け取ったことを前向きに評価した。

ただ、「(ベネズエラは)特定の国に依存するつもりはない」とも強調。米国は西半球における中国やロシアの影響力低下を目指しているが、両国やキューバとの伝統的な協力関係は維持されるとの考えを示した。

米国で収監されているマドゥロ夫妻については、政府として「返還に向けた努力を続ける」と説明。米国との交渉を進めていく上で、夫妻の帰還は「両国にとって利益になる」と訴えた。

〔写真説明〕記者会見するセイコウ・イシカワ駐日ベネズエラ大使=4日午後、東京都千代田区

2026年02月04日 18時45分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース