
【ロンドン時事】スターマー英首相とフランスのマクロン大統領、ドイツのメルツ首相は8日、ロンドンでウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。米国が仲介するロシアとウクライナの和平交渉について議論。欧州首脳は「われわれはウクライナと共にいる」(スターマー氏)とし、ロシアの侵攻終結に向けた交渉でウクライナを支えていく姿勢を強調した。
英BBC放送によると、スターマー氏は会談後、「停戦が成立するとしたら、それは公正かつ永続的でなければならない。ウクライナの問題はウクライナが決めるという原則が重要になる」と主張した。マクロン氏は「ロシア経済は最近の欧米の制裁で苦境に陥っている」とし、結束してロシアに圧力をかけ続ける必要性を訴えた。
一方、ゼレンスキー氏は「米国なしでできないことがあり、欧州抜きではできないこともある」として、和平案では微妙なバランスを取ることが求められると語った。会談後には、米国が主導して作成した和平案の修正版を9日中に完成させ、トランプ米政権と共有する意向を表明。ロイター通信によると、修正案は20項目から成るが、領土割譲は受け入れない姿勢という。
〔写真説明〕8日、ロンドンで会談する(左から)ドイツのメルツ首相、英国のスターマー首相、ウクライナのゼレンスキー大統領、フランスのマクロン大統領(EPA時事)
2025年12月09日 14時54分