自民党総裁の石破茂首相は、発生から30年を迎えた阪神大震災の被災地、神戸市中央区の東遊園地で「世界で最も災害に強い国をつくっていかなければならない」と第一声を上げた。与党が掲げる1人当たり2万~4万円の給付について「困っている人に重点的に速やかに届けたい。決してばらまきではない」と声を張り上げた。
現場では手荷物検査が行われるなど厳戒態勢が取られたが、石破首相は演説後に聴衆と握手を交わしていた。同市の房安和則さん(69)は物価高対策について「消費減税よりはお金を配布する方が良いのでは。現役世代に多く配るのも手ではないか」と理解を示していた。
2025年07月03日 11時40分
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