縄文時代研究の第一人者として知られる考古学者で、国学院大名誉教授の小林達雄(こばやし・たつお)さんが22日午後3時9分、肝臓がんのため、東京都内の病院で死去した。87歳。新潟県長岡市出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は妻美津子(みつこ)さん。後日、しのぶ会を開催する予定。
国学院大で学び、文化庁職員などを経て、85年同大教授。00年に開館した新潟県立歴史博物館の初代館長も務めた。同年発覚した旧石器発掘捏造(ねつぞう)問題では、日本考古学協会の特別委員会委員長として検証をまとめた。著書に「縄文人の世界」「縄文人追跡」など。
2025年08月30日 10時33分
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