「明」お題に歌会始=悠仁さま初出席



新年恒例の宮中行事「歌会始の儀」が14日午前、皇居・宮殿「松の間」で行われた。今年のお題は「明」。天皇、皇后両陛下や皇族方、天皇陛下から招かれた召人(めしうど)、選者、入選者の歌が、古式にのっとった独特の節回しで披露された。

天皇陛下は元日の夜明け前から、宮中祭祀(さいし)「歳旦祭」に臨んだ際、皇居・賢所の回廊から冬の空にひときわ輝く金星を見て、美しさに感じ入り、新年の平安を祈った際の気持ちを詠まれた。

皇后さまは昨年11月の東京デフリンピックで水泳競技を観戦した際、選手に手話で「おめでとう」などと伝え、直接会話ができてうれしく思ったことや、共生社会の形成への願いを歌に込めた。

秋篠宮さまはタイで野鶏の調査中、夜明けの30分ほど前に鳴く声が聞こえ、正確だと改めて感じたことを詠んだ。紀子さまは、東日本大震災被災地の子ども支援活動で、昨年秋に福島県相馬市を訪れた際、子どもらが屋内で遊びを楽しんでいた様子を歌にした。

昨年成年式を終えた秋篠宮家の長男悠仁さまは初めて歌を詠進し、儀式に出席。夏のたそがれ時に赤坂御用地内で青色の模様があるトンボ「マルタンヤンマ」を間近に見ることができ、うれしかった思い出を詠んだ。

陛下から招かれて歌を詠む召人は日本文学者のピーター・J・マクミランさん(66)。宮内庁によると、外国人の召人は初めて。一般応募の1万4600首から選ばれた入選者10人も招かれ、それぞれの歌が披露された。

〔写真説明〕天皇、皇后両陛下や皇族方が出席されて行われた「歌会始の儀」=14日午前、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影) 〔写真説明〕天皇、皇后両陛下や皇族方が出席されて行われた「歌会始の儀」=14日午前、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)

2026年01月14日 11時38分


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