
国内最大規模のスカウトグループ「ナチュラル」に捜査情報を漏えいしたとして、地方公務員法(守秘義務)違反罪に問われた元警視庁暴力団対策課警部補、神保大輔被告(43)の初公判が26日、東京地裁(寺尾亮裁判官)であった。神保被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、神保被告が2023年10月ごろから25年4月までナチュラル関連事件の捜査に従事し、関係者の取り調べなどを担当していたと指摘。24年5月ごろまでにナチュラルが独自開発したアプリを携帯電話にインストールし、入手した情報を送信していたと主張した。また、被告の関係先の机から見つかった現金の一部から、ナチュラル関係者の指紋が検出されたことを明らかにした。
起訴状によると、神保被告は昨年4~5月、警視庁がナチュラルの関係先に設置した捜査用カメラ計6台の画角などが分かる画像を漏えい。同7月には捜査用カメラの撮影対象場所23カ所などが記されたリストをナチュラル側に提供したとされる。
警視庁は昨年12月、被告を懲戒免職とし、監督責任として当時の上司ら11人を戒告や訓戒などの処分とした。
〔写真説明〕東京地裁=東京都千代田区(AFP時事)
2026年02月26日 15時25分