死別体験話せる場所「重要」=東日本大震災の孤児・遺児調査―あしなが育英会



あしなが育英会(東京都千代田区)は4日、東日本大震災の孤児・遺児の心のケアに関する調査結果を発表した。孤独感軽減や自尊感情向上には、家族との死別体験を話せる場所や相手があることが重要であることが裏付けられたという。

調査は昨年12月20日~今年1月15日、育英会が震災直後、1人282万円を給付した震災孤児・遺児のうち、現在の住所を把握できた1444人を対象に行った。330人から有効回答があった。

震災で家族を亡くした体験を話すことができる人と場所はあったが、話さなかったと回答した145人のうち、被災当時小学生だった人の40%、中学生だった人の53%は、その理由について「聞き手や場所にマイナスの影響が出る気がした」と回答した。

「どう表現したらいいのか分からなかった」との回答も当時小学生だった人で36%、中学生だった人で60%と高い割合を占めた。育英会は、死別体験を話すことをためらわなくていい話し相手や場所があることが重要だとしている。

居心地のいい場所を問う質問では「自室」との回答が最も多く、次いで「家庭」が多かった。一方、「職場」との回答が最も低かったという。

2026年03月04日 19時20分

society


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース