交際相手だった東京都江戸川区の女性会社員=当時(18)=を刺殺し、山梨県内の山林に遺棄したとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われた防水工、渥美遼馬被告(33)の裁判員裁判の公判が11日、東京地裁(島戸純裁判長)であった。検察側は懲役25年を求刑。弁護側は殺人について改めて無罪を主張し、結審した。判決は16日。
検察側は論告で、胸にペティナイフが根元まで突き刺さっていたことなどから「強固な殺意が認められる」と指摘。殺害後に女性の生存を偽装し、遺体の発見を遅らせるなど、「何重にも死後の尊厳を害した」と非難した。
弁護側はこれまで、殺人罪について客観的な証拠がないと主張。最終弁論では死体遺棄罪は「特に悪質とは言えない」として執行猶予を求めた。
起訴状によると、渥美被告は2023年6月、都内またはその周辺の駐車場に止めた車の中で、女性を刃物で突き刺すなどして殺害。同級生の男(33)=死体遺棄罪で有罪確定=と、山梨県小菅村の山林に遺体を遺棄したなどとされる。
2026年03月11日 16時24分
society