
東日本大震災の発生から15年となった11日、被災地の岩手、宮城、福島各県では、県警などが沿岸部で行方不明者を捜索した。警察庁によれば、6県でまだ2519人の行方が分かっていない。
宮城県では、発見された遺骨の身元が昨年、岩手県山田町の女児=当時(6)=のものと判明したことを受け、県警気仙沼署は、5年ぶりに全国から駆け付けたボランティア約90人と合同捜索を実施。気仙沼市の海岸の砂浜を熊手でかきわけるなどして手掛かりを探した。岐阜県から参加した70代女性は「まだ見つかる可能性があるなら、少しでも役に立ちたいと思って来た」と語った。
今も31人が不明の福島県浪江町では、双葉署員や消防、福島海上保安部職員ら約70人がスコップなどを手に、多くの犠牲者が出た河川敷を捜索した。その後、漁港に移動して整列し、発生時刻に合わせて黙とう。同署では年に数回、大規模な捜索を続けており、吉田浩道署長は「何か一つでも家族の元に返せるものを見つけたい」と決意を語った。
岩手県警も同県普代村の海岸を捜索した。
〔写真説明〕東日本大震災の行方不明者を捜索する福島県警の警察官ら=11日午後、福島県浪江町
〔写真説明〕東日本大震災の行方不明者を捜索する福島県警の警察官ら=11日午後、福島県浪江町
2026年03月11日 18時51分