
「飛鳥・藤原の宮都」(奈良県)が世界文化遺産に登録される見通しとなったことを受け、地元住民や自治体関係者からは6日朝、「ほっとした」「努力が報われた」などと喜びの声が上がった。
飛鳥観光協会のボランティアで、ガイド歴12年の井上千恵さん(75)は「ほっとした。きょうもガイドがあるので、早く皆さんに伝えたい」と興奮した様子。「飛鳥・藤原に都があったのは1300年以上前。立派な建物が残っているわけではないが、古代に思いをはせてもらえるような案内をしたい」と意気込んだ。
「今までの努力が報われた。無事に登録されることを願っている」。多くの構成資産がある奈良県明日香村の木治準宝・世界遺産戦略課長(51)はそう胸をなで下ろす。「長い歴史と美しい自然に恵まれる飛鳥は日本人の心のふるさと。ぜひ泊まりで魅力を体験してほしい」と、観光増進に期待を寄せる。
奈良県の山下真知事は記者会見で「ここまで来られたのは皆さんの絶え間ない努力があってのこと。7月の世界遺産委員会で登録が決まるまで全力で取り組んでいきたい」と気を引き締めた。
〔写真説明〕「飛鳥・藤原の宮都」が世界文化遺産に登録される見通しとなり、喜ぶ奈良県の山下真知事(左から2人目)と地元首長ら=6日午前、奈良市
2026年06月06日 09時36分