
1月に86歳で死去した将棋棋士、加藤一二三さん(九段)のお別れの会が6日、東京都渋谷区の将棋会館で開かれた。藤井聡太六冠(23)ら棋士や将棋ファンが多数足を運び、「ひふみん」の愛称で親しまれた故人をしのんだ。
加藤さんは福岡県出身。14歳7カ月で史上初の中学生棋士に。63年間の現役生活で通算1324勝(歴代4位)、名人1期などタイトル計8期を獲得した。明るいキャラクターが人気を呼び、多くのテレビ番組に出演した。
将棋連盟の清水市代会長(57)は、遺影が飾られた祭壇を前に「将棋の楽しさ、奥深さを伝え、将棋界の発展への功績は計り知れない」と弔辞を述べ、加藤さんに名誉十段の称号を贈った。
神奈川県の中学教諭、田中健一郎さん(45)は「生徒に将棋を教える時は、加藤先生得意の棒銀から。感謝の気持ちしかない」と話し、東京都の黒沢幸子さん(62)は「すごい実績なのにフレンドリー。親近感があった」と人柄を振り返った。
〔写真説明〕加藤一二三さんのお別れの会で祭壇に献花をする藤井聡太六冠=6日、東京都渋谷区(日本将棋連盟提供)
2026年06月06日 17時33分