
文部科学省は3日、10兆円規模の大学ファンドで支援する「国際卓越研究大学」の第2回公募で認定候補とされていた京都大について、認定や計画認可に必要な水準を満たしたとする有識者会議の審査結果を発表した。今夏中にも、東北大、東京科学大に続く第3号として、文科相が正式認定する見通し。
認定後、大学側が提出する体制強化計画の認可を経て、初年度は200億円規模の助成が実施される。計画開始後は文科省と有識者会議で進捗(しんちょく)をモニタリングし、確実な実行を求めていくとしている。
松本洋平文科相は同日の閣議後記者会見で、「飛躍的な成長モデルを確立し、諸外国のトップレベル大学をもリードする研究大学となることを強く期待している」と述べた。
京大の改革案は、閉鎖的な「小講座制」の研究組織体制を改め、よりオープンな「デパートメント制」に移行することで、研究力を強化するのが柱。有識者会議は昨年12月時点で「計画が策定途上で磨き上げが必要」としていたが、その後体制移行のスケジュールが具体化したことなどから、認定水準を満たしたと結論付けた。
第2回公募では他に、学内で収賄事件などが相次いで発覚した東京大が「継続審査」となっており、有識者会議は年末までに改めて結論を出す方針。3回目の公募を行うかどうかは、東大の最終的な認定結果などを踏まえて判断される。
〔写真説明〕文部科学省=東京都千代田区
2026年07月03日 10時24分