示した選手層の厚さ=快勝締め、W杯イヤーへ―サッカー日本代表



W杯で日本が8強、さらにその上に進むには選手層の厚さは必須。11月の2試合は、メンバーを入れ替えながら勝つこともテーマだった。14日のガーナ戦から先発7人を変更して、3得点を奪う快勝で連勝を遂げた。

DFライン中央の谷口らを残しつつ、最前線には小川。中盤の両翼も入れ替えるなどした。それでもガーナ戦で2ゴールをもたらしたプレスの勢いは維持。試合開始早々、中盤でボールの奪い合いを制し、遠藤から久保へ。クロスを遠いサイドで鎌田が収め、先制した。

前回カタール大会の1次リーグは初戦から大幅にメンバーを変更し、コスタリカに苦杯。9月には先発を総入れ替えして米国に惨敗。10月も控え組を多く入れたパラグアイ戦で引き分けに終わっていた。

後半は主力の上田らの投入で前線がさらに活発になり、途中出場の町野と中村が突き放した。「レギュラー争いもあるが、いかに途中出場した選手が試合を変えられるかも大事」と中村。競い合うように、代わる代わる選手がアピールした。

10月にブラジルから歴史的初勝利を挙げた後、W杯なら確実に勝ち点3を奪いたい相手といえるガーナ、ボリビアに連勝。年内最後の試合を勝利で締め、W杯イヤーへ向かう。

【時事通信社】 〔写真説明〕ボリビア戦の前半、競り合う小川(右)=18日、東京・国立競技場 〔写真説明〕ボリビア戦の後半、ゴールを決める中村(中央)=18日、東京・国立競技場

2025年11月18日 22時57分


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