千葉、万感の昇格=J1に「オリジナル10」



積年の思いを実らせた。千葉が2009年以来のJ1復帰を決めた。「本当に悔しい思いをした。みんなのおかげ」と主将の鈴木大。感情があふれ出した。

勝つしか道がない徳島のサイド攻撃に苦しめられたが、後半24分だった。狙いの速攻に転じると、右からのクロスをカルリーニョスジュニオが頭で決めて先制した。「9番としてのポジショニングが的確だった」。その後は、守備陣が奮闘して無失点。「フクアリ」は歓喜に包まれた。

今季は開幕から好調を維持するも、終盤に失速。2位と勝ち点1差で、自動昇格を逃したものの、過去5度、涙をのんだ昇格プレーオフを制しての悲願。大宮との準決勝は、3点差をつけられる窮地をはね返した。ベテラン米倉は「本当に感慨深い。今も完全に抜け殻状態」。

秋春制に移行する節目の26年。千葉の昇格で、Jリーグ発足時から参加する「オリジナル10」の現存9クラブがJ1にそろう。05年以来のことだ。鈴木大は「必ず盛り上がると思う。自分たちが主役になれるように頑張る」。力強く宣言した。

【時事通信社】 〔写真説明〕2009年以来のJ1昇格を決め、喜ぶ千葉の選手ら=13日、フクアリ 〔写真説明〕後半、先制ゴールを決め、日高(手前)と抱き合って喜ぶ千葉のカルリーニョスジュニオ=13日、フクアリ

2025年12月13日 18時50分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース