【ワシントン時事】トランプ米大統領は15日、「鉄鋼と半導体に対する関税を来週と再来週に設定する」との考えを示した。具体的な税率については明示せず、「当初は低くし、一定期間後に非常に高くする」と述べた。米アラスカ州に向かう大統領専用機内で記者団に語った。
トランプ氏は「彼らがここに(工場を)建設しなければ、非常に高い関税を支払わなくてはならない」と強調。低税率の期間を設けて「米国に建てるチャンスを与える」とも話した。「場合によっては200%、300%」になる可能性にも触れた。
トランプ氏はこれまで、半導体関税について「約100%の関税を課す」と表明。米国内で半導体を製造しているか、製造することを約束していれば関税を適用しない考えも示していた。
【時事通信社】
2025年08月15日 23時12分
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