中ロ朝３首脳が結束誇示＝「戦勝８０年」パレード―習氏「威圧恐れない」
【北京時事】中国で「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利８０周年」を記念する軍事パレードをはじめとする式典が３日、北京市中心部の天安門広場一帯で実施された。習近平国家主席（中央軍事委員会主席）は、出席したロシアのプーチン大統領、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記と天安門楼上に並び結束を誇示した。
パレードは国営中央テレビが生中継。プーチン氏、正恩氏を含む２６カ国の首脳らが出席した。パレードに先立ち、習、正恩、プーチンの３氏が言葉を交わしながら各国首脳らを先導する形で楼上に向かった。中ロ朝の首脳がそろうのは極めて異例。
式典では「戦勝８０年」に合わせた８０発の礼砲に続き、習氏が演説。「中華民族は威圧を恐れない」と主張し、「平和か戦争か、対話か対決かの選択に直面している。国家の主権や統一を断固として維持しよう」と兵士に呼び掛けた。演説は１０年前の「戦勝７０年」記念日より短かった。
【時事通信社】
〔写真説明〕３日、中国・北京の天安門広場で、軍事パレードを前に会場に入る習近平国家主席（中央）、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記（右）、ロシアのプーチン大統領（ＡＦＰ時事）
〔写真説明〕３日、北京で行われた軍事パレードで演説する中国の習近平国家主席（国営中央テレビ電子版より）
〔写真説明〕３日、中国・北京で開かれた軍事パレードに出席する各国首脳ら（ＡＦＰ時事）
〔写真説明〕３日、北京で「戦勝８０年」記念の軍事パレードを天安門楼上に並んで観覧するロシアのプーチン大統領（左から２人目）、中国の習近平国家主席（中央）、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記（右から２人目）（ＥＰＡ時事）
2025年09月04日 07時26分
