【北京時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は4日も引き続き中国に滞在しているもようだ。同氏は3日、北京で習近平国家主席やロシアのプーチン大統領と共に「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年」記念日の軍事パレードを観覧した。正恩氏の訪中期間は公表されていない。滞在中、習氏と個別会談する可能性がある。
正恩氏は3日のパレード後、人民大会堂でのレセプションに参加したほか、プーチン氏と約2時間半にわたって会談した。ロシアに兵士を派遣した正恩氏に対してプーチン氏が謝意を表明し、改めてモスクワ訪問に招待するなど親密ぶりをアピールした。
中国側は今回、ロ朝首脳をいずれも「主賓」としてパレードに招いた。習氏はプーチン氏とは2日に会談したが、いまだ正恩氏との個別会談は伝えられていない。正恩氏にはキム・ジュエ氏とされる娘が同行していることも判明したが、軍事パレードでは姿が確認されず、中国入り後の動静は明らかになっていない。
【時事通信社】
〔写真説明〕3日、北京の人民大会堂に到着した中国の習近平国家主席(左)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(AFP時事)
2025年09月04日 08時00分