
【ニューヨーク時事】カナダ東部オンタリオ州ナイアガラ地方で2日間の日程で開かれていた先進7カ国(G7)外相会合が12日、閉幕した。ウクライナ情勢を巡り、「即時停戦が緊急に必要」とする共同声明を発表。中東問題に関しても連携していくことを改めて確認した。
声明は、ロシアによるウクライナのエネルギー施設攻撃を強く非難。北朝鮮、イラン、中国による軍事支援や武器転用可能な部品提供にも懸念を示し、ロシアを援助する国に対して「(制裁)措置を検討する」と述べた。
ロシアを巡っては、10月にトランプ米政権や欧州連合(EU)が追加制裁を発表。カナダも12日、ロシアの液化天然ガス(LNG)関連団体などに新たに制裁を科すと明らかにした。
パレスチナ自治区ガザについては、トランプ大統領による和平案への支持を改めて強調。停戦を歓迎する一方で、支援物資搬入の制限がいまだ存在すると指摘し、大規模な人道支援の実施を求めた。
【時事通信社】
〔写真説明〕12日、カナダ東部ナイアガラオンザレークで写真撮影に応じる先進7カ国(G7)外相ら(外務省提供)
〔写真説明〕12日、カナダ東部ナイアガラオンザレークで開かれた先進7カ国(G7)外相会合で議論する茂木敏充外相(右列奥から2人目)ら(ロイター時事)
2025年11月13日 13時25分