米国防長官の機密共有認定=チャット問題で報告書―報道



【ワシントン時事】米国防総省の監察官は、ヘグセス国防長官がチャットで機密性の高い軍事作戦を共有し、米兵を危険にさらした可能性があると認定した報告書をまとめた。CNNテレビが3日報じた。

この問題は3月に発覚した。ヘグセス氏は、3月15日に米軍がイエメンの親イラン武装組織フーシ派を攻撃する前、通信アプリ「シグナル」のグループチャットで攻撃の対象や時間、使用する武器などの詳細を共有した。グループには政権高官のほか、誤って招待された米誌編集長も含まれていた。

CNNによると、報告書はヘグセス氏がチャットを利用すべきではなかったと断定し、国防総省高官は情報管理に関する研修を受ける必要があると指摘した。ヘグセス氏は監察官室による聴取を拒否し、自らの見解を文書で提出したという。

【時事通信社】 〔写真説明〕ヘグセス米国防長官=2日、ワシントン(AFP時事)

2025年12月04日 12時58分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース