
【ワシントン時事】トランプ米大統領は24日夜(日本時間25日午前)、連邦議会の上下両院合同会議で2期目初の一般教書演説を行った。就任から1年余りで「誰も見たことがない変革を成し遂げ、歴史に残る転換を実現した」と実績を誇示。11月の中間選挙を見据え、国民の懸念が強まっている物価高への対策を中心に経済政策を訴えた。
トランプ氏は演説の冒頭、「わが国はかつてないほど大きく、より良く豊かに、強くなって復活した」と強調。好調な株式相場などに触れ、「今が米国の黄金時代だ」と主張した。
看板政策の関税については、連邦最高裁が相互関税を無効とする判決を下したことに「残念だ」と不満を述べたが、代替措置で高関税を維持する方針を改めて表明した。人工知能(AI)の普及に伴うデータセンターなどの電力需要急増で電気代が高騰する中、主要IT企業に自前で電力を調達するよう義務付ける考えも示した。
外交・安全保障分野では、イランの核兵器保有を「決して許さない」と明言。さらに「私は可能な限り平和を築くが、米国への脅威にはちゅうちょなく立ち向かう」と述べた。一方、今春の中国訪問を控え、対中関係には言及しなかった。丸4年を迎えたロシアのウクライナ侵攻についても、和平への道筋は示さなかった。
【時事通信社】
〔写真説明〕24日、ワシントンの米連邦議会で一般教書演説を行うトランプ大統領(AFP時事)
〔写真説明〕24日、ワシントンの米連邦議会でトランプ大統領による一般教書演説にやじを飛ばす民主党議員ら(AFP時事)
2026年02月26日 07時57分