
【カイロ時事】米イスラエル両軍は8日、対イラン軍事作戦を続けた。イスラエル軍はイランの首都テヘランなどで複数の石油貯蔵施設を空爆。イランメディアは同日、テヘランと近郊の石油貯蔵・輸送施設5カ所が狙われ、タンク車の運転手ら少なくとも4人が死亡したと伝えた。
米イスラエルが2月28日に軍事作戦を開始して以降、石油施設が標的となったのは初めてとみられる。イスラエル軍は声明で、この施設はイラン軍に使われていたと主張し、「軍事施設の被害を深刻化させる新たな一歩だ」と強調した。
一方、米ニュースサイト「アクシオス」は3月7日、米イスラエルの軍事作戦に関し、イランの主要な石油の積み出し拠点であるペルシャ湾のカーグ島の制圧について協議されていると伝えた。
イランは8日も、米軍が駐留する湾岸諸国やイスラエルに向けてミサイルや無人機を発射。報道によると、クウェートでは2人が死亡した。イランからの攻撃に巻き込まれたとみられる。
イランのメディアは8日、現在と同程度の「強力な戦争」を今後半年間続けられると語る同国の精鋭軍事組織「革命防衛隊」報道官の談話を伝えた。同隊はこれより先、アラブ首長国連邦(UAE)の米軍施設を無人機で攻撃したと発表。イスラエルのネタニヤフ首相は7日のビデオ声明で、革命防衛隊を「標的」にすると語った。
【時事通信社】
〔写真説明〕8日、テヘランで石油施設への攻撃が報じられた後、立ち上る煙(ロイター時事)
〔写真説明〕8日、テヘランで、空爆で生じたとみられるすすが付着した住宅の屋根(AFP時事)
2026年03月09日 12時43分