イラン新最高指導者にモジタバ師=ハメネイ師次男、反米強硬継承へ―トランプ氏「気に入らない」



【イスタンブール時事】イランで最高指導者を選ぶ権限を持つ「専門家会議」(定数88)は8日、米イスラエルの攻撃で殺害されたアリ・ハメネイ師の後継となる第3代最高指導者に次男モジタバ・ハメネイ師(56)を選出した。イランのメディアが9日伝えた。

トランプ米大統領は新たな指導者選びに自身の関与を要求し、ハメネイ師と同じく反米強硬派のモジタバ師選出は「受け入れられない」と反対していた。米FOXニュースによると、トランプ氏は選出について「気に入らない」と不満を示した。イスラエルもかねて新指導者は殺害対象になり得ると警告しており、米イスラエルが攻撃を強化する公算が大きい。

モジタバ師は、生前のハメネイ師から権限の一部を委譲されたと言われる最側近の一人。精鋭軍事組織「革命防衛隊」との関係が緊密とされる。米国は2019年、地域不安定化や国内反体制派弾圧に関与しているとして制裁対象に指定した。

モジタバ師は今後、国際社会との対立も辞さない反米強硬路線を継承し、国内では革命防衛隊の国政への影響力が一層強まるとみられる。革命防衛隊は選出後に声明で「新たな夜明けで、革命の新段階が始まる」と同師への支持を表明した。トランプ氏が求める無条件降伏を受け入れる可能性は極めて低い。

【時事通信社】 〔写真説明〕殺害されたイラン最高指導者ハメネイ師の次男モジタバ師=2024年10月、テヘラン(最高指導者事務所提供)(AFP時事)

2026年03月09日 18時06分


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