
【ワシントン時事】トランプ米大統領は14日、日本などに対し、原油輸送の要衝ホルムズ海峡に軍艦を派遣するよう求めた。同海峡はイランによる無人機攻撃などで事実上の封鎖状態が続いており、「海峡を通じて石油を輸入する国々は、航路の安全を確保しなければならない」と訴えた。
高市早苗首相は19日にワシントンでトランプ氏との首脳会談に臨む。海自艦派遣などを巡り、首相は難しい判断を迫られそうだ。
トランプ氏はSNSへの投稿で「ホルムズ海峡封鎖の影響を受ける国々は米国と連携し、軍艦を派遣することになるだろう」と主張。「中国、フランス、日本、韓国、英国、その他の国々が当該海域に艦艇を送ることを期待する」とつづった。
さらに「われわれは既にイランの軍事能力を100%破壊した」としながらも、「(イランが)無人機を飛ばしたり、機雷を敷設したり、水路に短距離ミサイルを発射したりすることは容易だ」と説明。日本などがホルムズ海峡での航行の安全を確保している間に「米国は沿岸部を徹底的に爆撃し、イランの船を撃沈し続ける」と述べた。
トランプ氏はこれまで、ホルムズ海峡封鎖の対策として、米軍艦による石油タンカーの護衛を表明していた。今回の他国への要求は、事実上の方針転換とみられる。
【時事通信社】
〔写真説明〕トランプ米大統領=12日、ワシントン(EPA時事)
2026年03月15日 06時39分