出光タンカーがホルムズ海峡通過=原油積載200万バレル、名古屋へ―日本人3人乗船



【イスタンブール時事】出光興産傘下の出光タンカーが保有する原油タンカー「IDEMITSU

MARU」がホルムズ海峡を通過し、日本に向かっていることが29日、分かった。米イスラエルによる対イラン軍事作戦が2月28日に始まって以降、直接日本に向かう原油タンカーがペルシャ湾から出たのはこれが初めて。日本人3人が乗船しているという。

高市早苗首相は29日、X(旧ツイッター)で「日本関係船舶1隻がホルムズ海峡を通過し、日本へ向けて航行している」と明らかにした。邦人保護の観点を含め、前向きな動きとして受け止めていると評価。全ての船舶が同海峡を自由で安全に通過できるよう、引き続きイラン側に働き掛ける考えを示した。ペルシャ湾には日本関係の船が現在40隻以上残っている。

船舶の位置情報サイト「マリントラフィック」によれば、タンカーは日本時間29日午後現在、ホルムズ海峡を抜けてアラビア海北部を航行、名古屋へ向かっている。イラン国営メディアも、このタンカーがホルムズ海峡を通過したと伝えた。

報道によれば、このタンカーはサウジアラビア産原油200万バレルを積載。アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビの沖合で1週間停泊後、27日に航行を開始し、イラン当局の許可を得て海峡を通った。イラン側が徴収を始めた通航料の支払いに関しては伝えられていない。

在日イラン大使館はXで29日、1953年に英国の海上封鎖下でイラン産原油を日本へ輸送した出光興産のタンカー「日章丸」の写真と共に「(当時の)歴史的な任務は両国間の長きにわたる友情の証で、今日も極めて大きな意義を持ち続けている」と日本語で投稿した。

【時事通信社】 〔写真説明〕出光興産傘下の出光タンカーが保有する原油タンカー「IDEMITSU

MARU」(同社HPから)

2026年04月30日 07時20分


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