
参院決算委員会は6日、高市早苗首相と全閣僚が出席し、2024年度決算に関する締めくくり総括質疑を行った。首相は自民党総裁選などで自身の秘書が中傷動画作成に関与した疑惑を巡り、国会に陳述書を提出する意向を示したことについて「国会での質問に対応しない趣旨ではない」と釈明。皇室典範改正案に関し、国会の将来の議論を縛るものではないとして理解を求めた。
立憲民主党の羽田次郎氏は中傷動画疑惑について「首相自らが説明責任を果たすことは議院内閣制の根幹だ」と批判した。首相は「あらかじめ陳述書を提出し、質疑者にも国民にも全体像を読んでもらうことで理解が深まると考えた」と主張。「これまでの質疑も誠実に答えてきたつもりだ」とも語った。
立民の吉田忠智氏は皇族の養子に迎えた旧宮家の子孫が皇位継承資格を持つとする典範改正案について「(与野党が)合意していない」と批判し、立法作業のやり直しを求めた。首相は「立法府の将来の検討を先取りしたり、縛ったりするような趣旨ではない」と反論。衆参両院正副議長による「立法府の総意」取りまとめに沿った内容だとの認識も示した。
首相は食料品消費税減税への見解を問われ、「社会保障国民会議に議論をお願いしている。私が結論を先取りすることはしない」と述べ、与野党の議論を見守る考えを示した。
首相は衆院議員定数の削減について「民主主義の根幹に関わる問題で、国会で議論してもらうべき事柄だ」と述べ、具体的な言及を避けた。参政党の神谷宗幣代表への答弁。
【時事通信社】
〔写真説明〕参院決算委員会で答弁する高市早苗首相=6日午後、国会内
2026年07月06日 19時00分