防衛省「LUUP」を導入=市ケ谷庁舎に、SNSで懸念



防衛省は今月1日から、電動キックボードなどのシェアリングサービス「LUUP」を市ケ谷庁舎(東京都新宿区)に導入した。職員に、東京ドーム5個分に及ぶ広い敷地内や外への移動に活用してもらうためだ。ただ、SNSでは「機密情報を扱う職員の位置情報が把握されかねない」と懸念も出ている。

市ケ谷庁舎の敷地面積は約25ヘクタール。防衛省本省の各部局や統合幕僚監部、陸海空自衛隊の各幕僚監部など中枢機能が集まる。霞が関の各省庁とは比べものにならないくらい広く、靖国通りに面した正門から小泉進次郎防衛相の執務室があるA棟まで歩くと数分かかる。

LUUPの貸し出しスペース「ポート」はA棟横などに3カ所設置し、キックボード10台と電動アシスト自転車5台を導入した。利用できるのは職員だけで、費用は防衛省が負担する。敷地外に出ることも可能だが、貸し出しと返却は庁舎内のポートに限られる。

小泉氏は3日の記者会見で「職員の負担を軽減し、業務効率を上げる取り組みの一環だ」と説明。ただ、職員の評判は「運動不足なのでむしろ歩きたい」「乗ったことがない。自分にはニーズがない」などと今のところ芳しくない。

防衛省がX(旧ツイッター)でLUUP導入を発表したところ、SNSでは「位置情報や移動ログが漏えいする」という意見や、敷地外では公道を走るため職員の安全性を不安視する声が上がった。

これに対し、小泉氏は会見で「位置情報のデータだけで情報保全上の問題が生ずるとは考えていない」と指摘。職員に交通ルールの周知徹底を改めて図っているとも述べた。

【時事通信社】 〔写真説明〕防衛省内に設置されたLUUPのポート=3日午後、防衛省(一部画像処理しています)

2026年07月06日 14時32分


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