日本郵政元社員ら書類送検=郵便局工事巡り賄賂受領―接待など10年で1億円か・警視庁



郵便局の建て替え工事を巡り、便宜を図った見返りに業者から現金を受け取ったなどとして、警視庁捜査2課は29日までに、日本郵政株式会社法違反(収賄)の疑いで日本郵政元社員の城戸隆宏容疑者(54)=東京都東久留米市本町=を、贈賄容疑で鉄骨加工会社「東亜鉄工建設」(愛知県弥富市)代表峯田幸弘容疑者(54)=愛知県蟹江町城=を書類送検した。いずれの認否も明らかにしていない。

同課によると、城戸容疑者は10年以上にわたり、月15万円の現金のほか、飲食接待などを受けており、賄賂の総額は約1億円相当に上るとみられる。

城戸容疑者の送検容疑は、麹町郵便局(東京都千代田区)の建て替え工事を巡る入札で、東亜鉄工建設が鉄骨加工に関する下請け業務を受注できるよう入札参加業者に働き掛けた見返りに、2023年8月~24年6月ごろ、峯田容疑者らから現金や飲食接待など計約500万円相当の賄賂を受け取った疑い。

城戸容疑者は民間の設計会社で働いていた1999年ごろ、東亜鉄工建設前代表の峯田容疑者の義父と知り合い、その頃から飲食接待を受けるようになった。

日本郵政に転職し、同法で収賄が禁じられる立場になった後も関係は続き、日本郵政が発注した他の複数の建設工事でも、元請け業者に同様の働き掛けをしていたとみられる。

城戸容疑者は事件当時、日本郵政施設部に所属し、ビルの構造設計を担当するグループのリーダーを務めていた。

【時事通信社】 〔写真説明〕建て替えプロジェクトが頓挫した麹町郵便局=27日、東京都千代田区

2026年07月29日 15時21分


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