
【ニューヨーク時事】トランプ米大統領は22日午前(日本時間同日夜)、ニューヨークで開催中の国連総会で一般討論演説を行った。国際刑事裁判所(ICC)を非難し、「加盟国に対して直ちに正式に脱退するよう呼び掛ける」と述べた。2月に開始した対イラン軍事作戦を正当化した上で、同国の核兵器保有を許さないよう訴えた。
トランプ氏はICCについて、制御不能な「ならず者機関」だと糾弾。米軍関係者らが捜査対象になることを「決して認めない」と強調した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは20日、ICCへの「広範な制裁」を準備していると報道している。
また、各国にイランへの圧力を維持し、経済的に孤立させる措置に加わるよう求めた。戦闘終結に向けた合意を結んでイランが再建されるか、同国を壊滅させるかの「大きな決断」を下すことになると警告。「(11月の中間選挙後に)イランとの間で合意が成立すると思う」との見通しを示した。
パレスチナ自治区ガザなどで紛争解決に取り組んできた成果も強調した。米国の仲介で昨年10月にイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦が発効し、ガザの暫定統治を監督する「平和評議会」が今年1月に発足した。
ロシアとウクライナの和平については、両国と緊密に連携しており「やり遂げる」と述べた。また、米国が安全保障上の「管理権」を得たとするデンマーク自治領グリーンランドを巡っては、「二つの大規模な軍事基地を建設する」と表明した。
【時事通信社】
〔写真説明〕22日、ニューヨークの国連本部で一般討論演説に臨むトランプ米大統領(AFP時事)
2026年09月23日 01時12分