中国軍機、台湾周辺に103機=台湾メディア「過去最多」



【台北時事】台湾国防部(国防省)は18日、台湾周辺で同日午前6時までの24時間に中国の軍用機延べ103機の活動を確認したと発表した。同空域における中国軍機の飛来は常態化しているが、1日で100機以上が確認されるのは異例。国防部は中国政府に対し「破壊的かつ一方的な行為を直ちにやめる」よう求めた。

異例の機数について、国防部は発表で「近い時期で最も多い」と指摘。複数の台湾メディアは「過去最多」と報じた。これまで「最多」とされたのは、中国軍が今年4月に台湾を取り囲んで実施した演習時の延べ91機だった。

国防部によると、103機のうち延べ40機が台湾海峡の中間線を越えるなどして台湾側に進入。戦闘機「殲16」や早期警戒管制機「空警500」がバシー海峡上空を通過し、台湾の東側に回り込んで飛行した。軍艦延べ9隻の活動も確認された。

【時事通信社】 〔写真説明〕中国の戦闘機「殲16」=2021年9月、広東省珠海市(AFP時事)

2023年09月18日 15時20分


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