新築マンション、1億5000万円超え=東京23区、過去2番目―10月



不動産経済研究所は20日、東京23区で10月に発売された新築マンションの平均価格が前年同月比18.3%増の1億5313万円だったと発表した。高額物件が価格を押し上げ、月別では一時的に2億円を超えた2023年3月に次いで過去2番目の高水準だった。

港区で発売された平均6億4005万円の物件などが全体をけん引。首都圏(東京都と神奈川、埼玉、千葉各県)の平均価格も7.1%増の9895万円となり、6カ月連続で前年を上回った。

一方、供給戸数は首都圏が28.2%減の1316戸、東京23区が34.4%減の535戸といずれも減少した。松田忠司上席主任研究員は「人気エリアでの大型案件が価格を押し上げる傾向が続くだろう」と語った。

〔写真説明〕東京都中央区の勝ちどき地区(右)や江東区の豊洲地区(左奥)に建つ高層ビルとタワーマンション群=8月20日、東京都港区から撮影

2025年11月20日 15時37分


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