
JR東海・西日本・九州の各社は6日、地震などの大規模災害で東京の「新幹線総合指令所」が使えなくなった場合に備え、同等の機能を持つ第2総合指令所(大阪市)で東海道・山陽新幹線の運行を制御する様子を報道陣に公開した。
各社は新幹線の正確な運行に向け、通常は東京の指令所で列車制御を行っているが、有事に備えて年1回、第2指令所で作業を代替している。
この日は80人ほどの職員がモニターを見ながら熱心に運行管理に取り組み、時折無線で指令を出す場面も見られた。JR東海の大橋耕平輸送指令長は「いつもと変わらず、しっかりと安全を確認して運行することを心掛けていく」と気を引き締めた。
〔写真説明〕報道公開された東海道・山陽新幹線第2総合指令所=6日午前、大阪市内
2025年12月06日 14時57分