
日本取引所グループ(JPX)は12日、東証グロース市場に上場していたオルツの粉飾決算が発覚したことを受け、上場を申請する企業に内部通報窓口の設置を求めることなどを盛り込んだ審査体制の強化策を発表した。山道裕己最高経営責任者は記者会見で、再発防止に向けて「証券会社、監査法人と連携しながら対応策を練る」と述べた。
オルツが実態のない架空取引で売上高を過大計上したことを踏まえ、JPXは今後、上場申請の書類に実質的な仕入れ先や販売先の記載も求める。
〔写真説明〕東京証券取引所=東京都中央区
2025年12月12日 19時20分