「僕一人の力ではない」=紫綬褒章の阪本順治さん



映画監督の阪本順治さん(67)は、紫綬褒章の知らせに「縁があるとは思っていなかったので大変驚いた」と喜びを表現。「僕一人の力とは全く思っていない」と周囲への感謝を口にした。

1989年、赤井英和さん主演の「どついたるねん」で監督デビュー。常に新しいジャンルを意識し、コメディーから社会の闇を描く骨太作品まで幅広く手掛けた。「自分が想像してこなかった他者のことを追求すると視界が広がる」とモチベーションを明かす。

最新作は吉永小百合さん主演の「てっぺんの向こうにあなたがいる」。創作は「どんな物語かではなく、誰とやりたいと思うか」から始まるという。今後も「空想し、妄想する力」で前進する。

〔写真説明〕紫綬褒章の受章が決まり、取材に応じる映画監督の阪本順治さん=東京都港区

2025年11月02日 05時08分


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