
東京都足立区梅島で盗難車が暴走し14人が死傷した事故で、赤信号を無視して事故を起こしたなどとして自動車運転処罰法違反(危険運転致死)容疑などで再逮捕された横尾優祐容疑者(37)が「信号は全て青だった。冷静に運転していた」と供述していることが22日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁交通捜査課は同日午前9時半ごろ、同庁西新井署の敷地内で、横尾容疑者を盗難車と同じ車種の車に乗せ、運転席から見える視界の確認などを行った。同容疑者はうつむきがちで表情を変えず、黙って捜査員の指示に従っていた。
約1時間後には、現場となった国道4号で実況見分を実施。同容疑者は立ち会わず、捜査員らが横断歩道で車と歩行者がぶつかる様子を再現するなどした。
〔写真説明〕乗車位置の確認に応じる横尾優祐容疑者(奥)=22日午前、東京都足立区
〔写真説明〕盗難車暴走事故で、現場で行われた実況見分=22日午前、東京都足立区(一部画像処理しています)
2025年12月22日 15時01分