「重く受け止め、おわび」=中部電社長が地元市長に謝罪―浜岡原発データ不正・静岡



中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の地震想定に関するデータ不正問題で、同社の林欣吾社長らは15日、同市役所で下村勝市長と面会し、「極めて重く受け止め、深くおわびする」と謝罪した。問題発覚後、社長が立地自治体に直接謝罪するのは初めて。

林社長は冒頭で「地元のみなさんの信頼を失墜させることは、原子力事業の根幹に関わる極めて深刻な事態だと受け止めている」と陳謝。続けて豊田哲也原子力本部長が、14日の原子力規制委員会の定例会合で決定された報告徴収命令の内容などについて説明した。

下村市長は「非常に深刻な事態で極めて遺憾だ」と述べ、安全性の担保を繰り返し要望。「どこまで影響があるのかをできるだけ早く公表してほしい」と強調し、事実解明へ真摯(しんし)な対応などを求める申し入れ書を提出した。

中部電は9日、市議会の原子力対策特別委員会で、豊田本部長らに問題の経緯などを説明させたが、「なぜ林社長が来ないのか」との指摘が相次いでいた。面会終了後、取材に応じた林社長は訪問が遅れた理由について「結果的にきょうになった」と繰り返すにとどまった。

林社長らはこの日、御前崎市に隣接し、中部電と安全協定を結んでいる菊川、牧之原、掛川の3市も訪れ、謝罪した。

〔写真説明〕中部電力浜岡原発のデータ不正問題で、静岡県御前崎市の下村勝市長らに謝罪する同社の林欣吾社長(中央)ら=15日午前、同市

2026年01月15日 15時58分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース