住吉会幸平一家、取り締まり強化へ=特殊詐欺など関与、対策本部設置―警視庁



違法薬物の密売や特殊詐欺など、匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)と共にさまざまな犯罪に関与しているとして、警視庁暴力団対策課は15日、指定暴力団住吉会(本部東京都港区)の2次団体幸平一家の集中的な取り締まりを推進する対策本部を立ち上げた。同庁が指定暴力団の傘下組織に対して特別対策を取るのは初めてで、弱体化を目指す。

同課によると、対策本部は刑事部長をトップとする70人余りの体制で、関係各部と連携して情報共有し、資金源の実態解明などを推進する。

幸平一家は特殊詐欺やSNS型投資詐欺などに関与し、トクリュウと協力関係を築いているという。全国の風俗店やキャバクラに女性をあっせんする国内最大規模の違法スカウトグループ「ナチュラル」の後ろ盾になっているとみられる。

昨年、特殊詐欺に関与したとして、東京都内で検挙された暴力団構成員らの約6割を住吉会が占め、そのうちの約70%が幸平一家という。

同課の大場俊彦管理官は、「これまで以上に幸平一家に特化した多くの専従捜査が可能となる。使命感に燃えている」と意気込みを語った。

〔写真説明〕「住吉会幸平一家特別対策本部」の看板を設置する警視庁暴力団対策課の葛城俊英課長(右)と大場俊彦管理官=15日午前、東京都千代田区

2026年01月15日 18時12分


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