
新潟水俣病の認定申請を棄却された男女8人が県と新潟市を相手取り、処分の取り消しと認定を求めた訴訟の判決が12日、新潟地裁であった。鈴木雄輔裁判長は原告8人全員の処分を取り消し、認定するよう県と市に命じた。
鈴木裁判長は、メチル水銀への曝露(ばくろ)と症状との間の因果関係などを検討した結果、いずれも水俣病であると判断した。
原告8人(故人2人含む)側はメチル水銀が排出された阿賀野川の魚介類を食べ、手足のしびれなどの症状が出たと主張。2013~15年に県と新潟市に新潟水俣病と認定するよう求めたが、17~20年に棄却されていた。
新潟水俣病の行政認定を巡る2次訴訟。1次訴訟では17年、東京高裁が原告9人全員を認定するよう新潟市に命じ、確定した。
判決後の記者会見で原告団の内山晶弁護士は「ほぼ100点満点だ」と評価。「県と新潟市は判決を真摯(しんし)に受け止めてほしい」と訴えた。
〔写真説明〕新潟水俣病の行政認定を求めた訴訟の判決を受け、「完全勝訴」などと書かれた紙を掲げる弁護団=12日午後、新潟市中央区
2026年03月12日 18時26分