
日本学士院(野依良治院長)は12日、優れた研究業績を対象とした2026年度の日本学士院賞に12人を選んだ。東京大大学院教授の後藤由季子氏には恩賜賞も贈る。
授賞式は東京・上野の日本学士院で行う予定。
受賞者の略歴と業績は次の通り。(敬称略)
【恩賜賞・日本学士院賞】
後藤
由季子(ごとう・ゆきこ)東大大学院教授。分子細胞生物学・神経科学。61歳。東京都文京区出身。「細胞運命を制御するシグナル伝達の解明」
【日本学士院賞】
井出
新(いで・あらた)慶応大名誉教授。英文学。65歳。東京都世田谷区出身。「クリストファー・マーロウを局所化して考える
その生涯、作品、神話
1575―1593年」
砂田
利一(すなだ・としかず)明治大名誉教授。数学。77歳。東京都品川区出身。「対称性を持った無限グラフの離散幾何解析」
小谷
元子(こたに・もとこ)理化学研究所領域総括。数学。66歳。大阪府枚方市出身。砂田利一氏との共同研究。
永長
直人(ながおさ・なおと)東大名誉教授。物理学。68歳。大阪府枚方市出身。「量子位相の幾何学的構造を起源とする電子流の理論研究」
松波
弘之(まつなみ・ひろゆき)京都大名誉教授。半導体工学。86歳。大阪市出身。「電力制御用炭化ケイ素素子の開発・実用化の研究」
木本
恒暢(きもと・つねのぶ)京大大学院教授。半導体工学。62歳。和歌山市出身。松波弘之氏との共同研究。
江刺
正喜(えさし・まさよし)東北大名誉教授。電子工学。77歳。仙台市出身。「微小電気機械システム(MEMS)の研究開発と実用化」
伊賀
健一(いが・けんいち)東京科学大栄誉教授。電気工学。85歳。広島県呉市出身。「垂直共振器型面発光レーザの実現・性能向上と応用展開」
小山
二三夫(こやま・ふみお)東京科学大総合研究院未来産業技術研究所特任教授・名誉教授。光エレクトロニクス。68歳。東京都大田区出身。伊賀健一氏との共同研究。
長田
裕之(おさだ・ひろゆき)微生物化学研究会微生物化学研究所特任部長。ケミカルバイオロジー・生物有機化学。71歳。福島県白河市出身。「抗生物質を起点とするケミカルバイオロジー研究」
西川
博嘉(にしかわ・ひろよし)京大大学院がん免疫総合研究センター教授。免疫学・腫瘍学。55歳。三重県松阪市出身。「免疫ゲノムがん進展仮説の樹立とがん免疫精密医療への展開」。
〔写真説明〕後藤由季子
東京大大学院教授(日本学士院提供)
2026年03月12日 17時14分