初の移植患者「生きている実感」=iPS心筋シート、22日退院―大阪



人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った再生医療製品の初の移植となる心筋細胞シートの移植手術を受けた女性が21日、大阪けいさつ病院(大阪市天王寺区)で記者会見し、「手術後1週間たって、深呼吸をすごくできるようになった。生きている実感というか、心地いい感じ」と語った。22日に退院する予定。

女性は神奈川県在住の50代で、2022年に急性心筋梗塞を発症した。薬物治療などを行っていたが、徐々に心臓の機能が低下。日常生活に影響が出てきたことから移植を決断した。

手術は先月29日に同病院で行われ、3枚の心筋シートが心臓に貼り付けられた。大きな合併症は出ておらず、歩ける状態にまで回復。女性は「手術は記憶がないくらいあっという間に終わった。まずは犬の散歩に行って思い切り走りたい」と話した。

会見に同席した執刀医の澤芳樹同病院総長によると、全国で約10人の患者が移植を検討しているという。澤総長は「より多くの患者が元気に活躍することを強く期待している」と述べた。

〔写真説明〕iPS心筋シートの移植手術が成功し、記者会見する女性=21日午前、大阪市天王寺区

2026年10月21日 16時25分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース