
ラグビー・リーグワン2部の東葛を運営するNECが、チームをJR東日本グループに譲渡することが決まり、11日に両社が発表した。13日に開幕する2025~26年シーズン終了後の来年7月に継承する。東京都内で記者会見したJR東日本の喜勢陽一社長は、「東葛のような歴史と伝統のあるチームを、仲間としてお迎えできることは非常にうれしい」と話した。
柏市など千葉県の8自治体で構成されるホストエリアや、本拠地の千葉・柏の葉公園総合競技場は引き継ぐ予定。新たなチーム名は未定としている。
NECは、事業見直しの中でチーム継続は困難と判断。8月に譲渡の意思を表明し、リーグと連携しながら受け入れ先を探していた。JR東日本への譲渡は、リーグからの打診がきっかけとなった。リーグワンの玉塚元一理事長は「新たな仲間の参入を心から歓迎する。東葛の選手がラグビーに集中できる環境をつくってくれた。JR東日本に感謝したい」と述べた。
【時事通信社】
〔写真説明〕記者会見で撮影に応じる(右から)リーグワンの玉塚元一理事長、JR東日本の喜勢陽一社長、NECの森田隆之社長=11日、東京都内
2025年12月11日 20時59分