
視線を一身に集めた阪神の主砲は、右へ左へと満遍なく快音を響かせる。佐藤のフリー打撃。「確認しながら」と力まずに抑えたスイングで、計8本の柵越えを披露した。「初日にしてはいいかなと思う」と笑みを浮かべた。
昨季は40本塁打、102打点で打撃2冠。それでも満足していない。特に2割7分7厘に終わった打率には改善の余地があると自覚。「去年と全く一緒というのはない」。確実性の向上を目指し、変化を恐れずにオフも練習を積んできた。
球団との契約更改交渉は長期化した。昨季セ・リーグMVPに飛び交った臆測。キャンプイン寸前にようやく合意し、ファンを安心させた。「今年もタイガースのために頑張る」と誓う。
まず照準を合わせるのは、初出場となる3月のWBC。長打力は日本代表でも大きな武器になるだろう。本職は三塁で、前回大会で主力だった村上(ホワイトソックス)や岡本(ブルージェイズ)と重なる。佐藤は外野での出場も視野に入れ、「どこでも守る準備はしている。できることを精いっぱいやりたい」。貪欲に大舞台を見据える。(宜野座)。
【時事通信社】
〔写真説明〕打撃練習する阪神の佐藤=1日、沖縄県宜野座村
2026年02月01日 17時33分