
自動車F1シリーズは3月6~8日のオーストラリア・グランプリ(GP)で開幕する。全24戦が開催予定。ホンダが5季ぶりに正式参戦し、アストンマーティンにエンジンを含むパワーユニット(PU)を供給。今季は車体やPUの規則が大きく変更され、勢力図が変わる可能性がある。昨季、製造者部門7位のアストンマーティンはホンダとのタッグで王座獲得を狙う。
新規則ではPUの最高出力に占める電気エネルギーの比率が50%に高められ、二酸化炭素排出量が実質ゼロとなる100%カーボンニュートラル燃料の使用が義務付けられる。ホンダの三部敏宏社長は「電動化の時代でも世界トップの技術だと示したい」と意気込む。
しかし、2月にバーレーンで行われた2度の合同テストは不安が残る内容だった。PUのトラブルが続き、周回数は全チームで最も少なく、最速タイムもトップから3~4秒ほど遅かった。ドライバーのランス・ストロール(カナダ)は「マシンのパフォーマンスは、まだわれわれが望むレベルに達していないことは明らか」とコメント。12月までの長いシーズンでどこまで修正できるか。
製造者部門2連覇中のマクラーレンやマックス・フェルスタッペン(オランダ)を擁するレッドブルに加え、メルセデス、フェラーリが上位候補。新規参戦のキャデラックは苦しむだろう。昨年まで正ドライバーだった角田裕毅はレッドブルとレーシングブルズの控えに降格。6年ぶりに日本人ドライバーが不在となる。国内のF1人気の浮沈は、ホンダ勢の活躍にも懸かる。
4月にバーレーン、サウジアラビアでGP開催が予定されており、米国とイスラエルによるイランへの大規模軍事攻撃がもたらす混乱が懸念される。
【時事通信社】
〔写真説明〕ホンダの名前が記されたアストンマーティンのマシン=1月20日、東京都港区
2026年03月02日 07時04分