
【ビエンチャン時事】ラオスを訪問中の天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは18日夜、首都ビエンチャンのホテルで、パーニー国家副主席主催の晩さん会に出席された。
着物姿の愛子さまは晩さん会で「心のこもった歓迎を頂き、ありがたく思うとともに、長年にわたって培われてきた両国の心温まる友情の絆を実感することができました」と初めてあいさつ。ラオス語で「ニョック・チョーク(乾杯)」と発声し、パーニー氏らと笑顔で杯を交わした。
晩さん会は日本とラオスの外交関係樹立70周年に合わせた公式行事で、約50人が出席。冒頭、パーニー氏は歓迎の意を表し、愛子さまの初の外国公式訪問先にラオスが選ばれたことを評価した。
愛子さまはあいさつの中で、小学生時代に起きた東日本大震災での同国の支援に心を動かされたと表明。「長年にわたり、日本とラオスの友好関係と協力の歴史が築かれてきたことを喜ばしく思います」と述べた。
さらに「私たち若い世代が先人たちの歩みを受け継ぎ、両国の懸け橋となって、ラオスのチャンパーや日本の桜のように、美しい花を咲かせていくことができれば」と語った。両国関係が「果てしなく続く悠久のメコン川の流れのように、どこまでも発展していくよう願っています」と締めくくり、ラオス語で謝意を述べ、乾杯した。
【時事通信社】
〔写真説明〕パーニー国家副主席主催の晩さん会に臨まれる天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=18日午後、ビエンチャン(代表撮影・時事)
〔写真説明〕健康や幸運を祈るラオスの伝統儀式「バーシー」に臨まれる天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=18日午後、ビエンチャン(代表撮影・時事)
〔写真説明〕健康や幸運を祈るラオスの伝統儀式「バーシー」に臨まれる天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=18日午後、ビエンチャン(代表撮影・時事)
2025年11月19日 16時26分