
【ワシントン時事】米誌バニティ・フェアは16日、トランプ政権のワイルズ大統領首席補佐官のインタビュー記事を公開した。トランプ大統領を「アルコール依存症的な性格」と評し、復讐(ふくしゅう)心が多くの行動の動機になっていると語った。
ワイルズ氏はトランプ氏の政治行動について「自分にできないことは何もないという考えだ」と指摘した。トランプ氏は酒を飲まないが、ワイルズ氏自身の父親がアルコール依存症だった経験から「依存症患者は飲酒すると性格が誇張される」と説明。トランプ氏にはそうした特徴があると述べた。
政敵として知られるコミー元連邦捜査局(FBI)長官らの起訴に関しては「報復的に見えるかもしれない。トランプ氏はチャンスがあれば行動に移す」と言及した。大統領就任90日以内に報復を終えるとの合意がワイルズ氏との間であったことも明かした。
相互関税を巡っては、政権内で意見対立があったもののトランプ氏が発表を強行し、「予想以上に痛みを伴った」と振り返った。
【時事通信社】
〔写真説明〕ワイルズ米大統領首席補佐官=11月13日、ホワイトハウス(EPA時事)
2025年12月17日 12時59分