【ワシントン時事】米国務省報道担当官は19日、日本政府高官が「日本は核(兵器)を保有すべきだ」と発言したことを受け、取材に対し「日本は核不拡散および核軍備管理の推進において世界的なリーダーであり、米国にとって重要なパートナーだ」とのコメントを出した。
唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界の実現を目指してきた日本側に対し、従来の姿勢を堅持するようけん制する意味合いがあるとみられる。同省は、「米国は日本を含む同盟国を守るため、世界で最も強固で、信頼性が高く、近代的な核抑止力を維持する」とも強調した。
一方、ルビオ国務長官は19日の記者会見で、緊張が続く日中関係について問われ、「日本との強固な同盟関係を継続すると同時に、中国共産党や政府と協力する生産的な方法を探し続けることができると強く確信している」と語った。
【時事通信社】
2025年12月20日 07時00分
international