
【イスタンブール時事】イラン各地で続く抗議デモは治安部隊との衝突が激化し、ノルウェーを拠点にイランの人権状況を監視する団体は死者が11日までに少なくとも192人に達したと明らかにした。米国が介入の可能性を示唆する一方、イラン指導部は強硬手段で鎮圧を図る姿勢を崩さない。収拾は見通せず、犠牲者のさらなる増加が懸念されている。
首都テヘランで経済難への不満を募らせた商店主らが昨年12月末に始めた抗議行動は、その後全土に波及し、体制打倒を訴える大規模デモに発展。報道によると、一部の人々は「独裁者に死を」と叫び、公的機関に放火するなど暴徒化した。
最高指導者ハメネイ師は9日、「破壊行為を行う者たちには屈しない」と警告。デモの推移次第では武力介入も排除しないトランプ米大統領を「(デモ隊が)喜ばせようとしている」と主張した。
【時事通信社】
〔写真説明〕抗議デモが続くイランの首都テヘランで、モスク(イスラム礼拝所)から上がる煙=9日投稿のSNSの動画より(ロイター時事)
〔写真説明〕経済の低迷などに抗議するイランの商店主ら=2025年12月29日、テヘラン(EPA時事)
2026年01月11日 21時25分